(出典:Black Music Scholar)
目次
アフリカ系アメリカ人で最初期に録音したヴォーカル・グループ/ディンウィディー・カラー・カルテット(Dinwiddie Colored Quartette)
ディンウィディー・カラー・カルテットとは
ディンウィディー・カラー・カルテットは、黒人グループとして最初にディスクに録音した。
1902年に録音〜1904年に解散とその歴史はかなり古く、とても貴重な存在である。
曲紹介
「Down On The Old Camp Ground(1902年)」ブラック・ジュビリーソングとして最初期の重要な曲
「Poor Mourner(1902年)」黒人霊歌のスタンダード
「Gabriel’s Trumpet(1902年)」”最後の審判”の笛を吹く大天使ガブリエルのラッパになぞらえた曲
ディンウィディー・カラー・カルテットはわずか6曲だけを記録として残しているが、蓄音機レコードタイプの最初の黒人のヴォーカルグループと言われている。
確かに1902年だから相当古い。初期のクラシック・ブルースやジャズの録音でさえも1910年代くらいなので、フィスク・ジュビリー・シンガーズを筆頭にこの頃に生まれた黒人霊歌を歌うジュビリー・コーラスグループは飛び抜けて早く録音されていることがわかる。メンバーの写真も残っていないので、画像はディスクレコードにした。