(出典:Encyclopedia of Early Jazz)
初期ニューオリンズ・ジャズの「ハイソサエティ」クラリネッター/ジョージ・バケー(George Baquet)
ジョージ・バケーとは
初期ニューオリンズジャズのクラリネット奏者で「ハイソサエティ」のクラリネット奏者と呼ばれた。
若い頃からプロとして、バディ・ボールデン、フレディ・ケパードや他にもたくさんの有名どころのジャズメンとやっていたが、レコーディングには至らなかったようである。
後年、1920年代以降はベッシー・スミスやジェリー・ロール・モートン、シドニー・ベシェたちとも録音した。
曲紹介
「My Sweetie Went Away(1923年)」ベッシー・スミスのバンドに参加してレコーディング
「Courthouse Bump(1929年)」ジェリー・ロール・モートン&オーケストラへ参加
「Blues With Bechet(1942年)」ジョージ・バケー自身が影響を与えたシドニー・ベシェとのセッション
初期ニューオリンズジャズの代表的なクラリネット奏者で、多くの有名なミュージシャンたちのバンドに入って一緒に演奏をしていたジョージ・バケー。クラリネット一家で育ち、若い頃にもレコーディングの機会はあったものの経済的な理由で叶わなかった。
しかし後年には、George Baquet’s Swingstersというリーダーとしてのバンドを組んだり、上に挙げたような伝説的なミュージシャンとも共演し、後のクラリネット奏者たちにも多大な影響を与えた。