(出典:『FIND A GRAVE』 by Bobb Edwards)
南米テイストを持ったテキサスのソングスター ヘンリー・トーマス(Henry Thomas)
ヘンリー・トーマスとは
”ラグタイム・テキサス”と呼ばれた。
ホーボーをしながらソングスターの道を歩んだ。
パンフルート(クイル)が特徴で、南米っぽいテイストになるのが面白い。
曲紹介
「Shanty Blues(1927年)」ヘンリー・トーマスには珍しいスライド・ギター(リゾネーター?)
「When the Train Comes Along(1927年)」→ アップテンポでカッコいい
「Honey, Won’t You Allow Me OneMoreChance(1927年)」ボブ・ディランが2ndアルバム『The Freewheelin’ Bob Dylan』でカヴァー。この時代にしてはとてもキャッチーな曲である。
「Run, Mollie, Run(1927年)」ヒルビリーテイストな曲。個人的に好き
「Bull-Doze Blues(1928年)」クイルを使用。キャンド・ヒートによるカヴァー曲
「Fishing Blues(1928年)」カッコいいスタンダード・ブルース。後に多くのミュージシャンにカヴァーされた名曲。
「Arkansas(1928年)」大好きな曲。ノリが良くてカッコいいけど、あんまりカヴァーされてないのかな?
「Lovin’ Babe(1929年)」出だしがC.C.Rの「Lodi」に似てるいい曲。
ヘンリー・トーマスは僕としては重要なミュージシャンに入れたいくらいに好きなブルースマンだ。何より曲がいい。クイルを吹いている曲も数曲あるが、独特の味を出していてまたそれもいい。後のミュージシャンにもカヴァーされている曲も多いのに、なぜかあんまり良い評価を聞かない。一応テキサス・ブルースで上げているが、その音楽性はラグタイムはもちろん、フォークやヒルビリー的な要素もあるし、ルーツミュージックにおいてはとても重要な人物だと個人的には思う。