(出典:Discogs)
ジュビリー・カルテット草創期のヴォーカル・グループ/ノーフォーク・ジャズ&ジュビリー・カルテット(Norfolk Jazz & Jubilee Quartet)
ノーフォーク・ジャズ&ジュビリー・カルテットとは
レン・ウィリアムズ(バス)とデルロイ・ホリンズ(バリトン)を中心に結成されたカルテット。
同じメンバーで「ノーフォーク・ジャズカルテット」と「ノーフォーク・ジュビリーカルテット」の2つのグループをやっている少し特殊なカルテットでブルース、ジャズ、ゴスペルなど幅広く歌っていた。
1920年代に最も人気のあったヴォーカルグループである。
曲紹介
「Jelly Roll’s First Cousin(1924年)」パラマウント移籍後最初の録音
「Daniel in the lions’ den(1927年)」旧約聖書に出てくる「ダニエルとライオンの穴」の歌
「His Eye Is On The Sparrow(1929年)」賛美歌のスタンダード曲
「There Will Be Glory(1933年)」これはGloryについてのゴスペルソングだが、クリスチャンにとっては賛否両論のある歌詞らしい。
「Didn’t It Rain?(1937年)」彼らの中で最も代表的なゴスペル曲。元ネタは『ノアの方舟』で雨について題材としている。
「No Hiding Place(1938年)」解散の少し前のリリース。個人的に好きな曲
ノーフォーク・ジュビリーカルテットとしての活動の方が多く、全体でのレコーディングは100曲を超えていて選曲には悩んだ。この時期のジュビリーコーラスが盛んであったバージニア州のノーフォーク地方で結成され、そのコーラスワークではクローズハーモニーというアレンジを使っている。
1919年から活動を始め、メイミー・スミスと共にヴォードヴィルで寄席をやったりした。初期の頃はジャズやブルースが多かったが、次第にゴスペル色が強くなっていく。主に1920年代の後半〜1930年代にかけて人気が出て1940年に解散。