Richard “Rabbit” Brown (リチャード・”ラビット”・ブラウン)

(出典:Discogs

ハスキーヴォイスなソングスターで12小節ブルースの先駆者 リチャード・”ラビット”・ブラウン(Richard “Rabbit” Brown )

リチャード・”ラビット”・ブラウンとは

ルイジアナ生まれのフォーク・ブルースシンガーでソングスター

リチャード・”ラビット”・ブラウンは情報があまりにも少ないため、ソングスターであり、カントリー・ブルースをやっていたことぐらいしかわからない。残念ではあるが。

 

曲紹介

ラルフ・ピアによる生涯で6曲のレコーディングしか行われていないため、音源も少ない。貴重である。

 


James Alley Blues(1927年)」最も代表的な曲。そして最もブルースっぽい曲である。ボブ・ディランもカヴァーしているようだ。個人的にはこの曲が一番カッコいいと思う。


I’m Not Jealous(1927年)」結構ギターのテクニックも上手かったのがわかるフォークソング。ギターの低音源をバチバチ音を鳴らす”スナッピング”を使っていてアクセントがあっておもしろい。


Mystery Of The Dunbar’s Child(1927年)」なんか少し哀愁を感じるフォークブルースだ。好きな曲。


The Sinking Of The Titanic(1927年)」タイタニック号の沈没について書いた曲。

 


 

残念ながらアイコンにあるように本人の実像が残っていない。アフリカ系アメリカ人のソングスターであることはそうなのだが、いかんせん古い人なので記録も少し曖昧なところがある。

Blind Willie Harris(ブラインド・ウィリー・ハリス)という仮名を使って活動していた可能性がある。

ニューオリンズの治安が最悪な場所で暮らし、また音楽で日銭を稼ぎながらブルースを奏でていたリチャード・ブラウン。そのハスキーなヴォイスは魅力的で、彼はまた、12小節ブルースを学んで取り入れた最初のミュージシャンとも言われている。

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